沖縄知事、米兵事件に過剰な基地 早期の負担軽減を要求

インタビューに応じる沖縄県の玉城デニー知事＝26日午後、沖縄県庁

　沖縄県の玉城デニー知事は26日、報道各社のインタビューに応じ、今年県内で相次いで発覚した米兵による性的暴行事件に関し「米軍の事件・事故が繰り返される要因は、過重な基地負担や日米地位協定に根本的な問題がある」と述べ、早期の基地負担軽減を求めた。

　米軍普天間飛行場（宜野湾市）の名護市辺野古移設については、長期間の難工事が予想されるとして「普天間の一日も早い危険性の除去につながらない」と語り、移設断念を重ねて要求。日米両政府と米軍に対し「対話で解決を図る民主主義の姿勢を強く訴えたい」と語気を強めた。