フィリピン、噴火で2万人避難 地震続きテント村も設置準備
共同通信 / 2024年12月29日 17時10分
【ラカルロタ共同】フィリピン中部ネグロス島のカンラオン火山(2465m)で噴火などの火山活動が続いている。当局は火口6キロ以内から避難するよう9日に勧告し、29日時点で山麓のラカルロタなどで住民約2万1千人が避難。地震や火山ガスの放出が収まらず、当局はさらに多くの住民が避難を強いられる恐れがあるとして大規模なテント村の設置を準備している。
新たな噴火や溶岩流の発生が懸念される中、住民保護対策を統括するラウル・フェルナンデス氏は、今後の観測結果次第で避難対象地域を火口10キロ以内に拡大する可能性があると共同通信に説明。その場合、避難者数が約7倍に増えると予想されると語った。
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