岡山大、負担少ないロボット手術に注力 2023年587件は国立大病院1位
共同通信 / 2025年1月2日 7時4分
精緻な動きをして体への負担が少なく済む「ロボット手術」に、岡山大病院が力を入れている。同病院によると、米国製の手術支援ロボット「ダビンチ」3台を使用し、2023年に実施した手術は587件で、全国の国立大病院で1位だった。他の病院で断られた手術をするケースもあるといい、各地から患者が訪れている。
ロボット手術は腹腔鏡形式で、腹部に開けた小さな穴から、3次元の画像を捉えられる高性能カメラや人の手をしのぐ動きができる手術器具を入れる。
直近1年間で約40件の手術を担った泌尿器科の別宮謙介助教は「血管や臓器の様子が詳しく分かり、器具は手ぶれせず滑らかに動く。正確で安全な手術が実現できる」と話す。
傷口が小さく出血量が抑えられるほか、医師の負担軽減にもつながっている。コックピット(操縦席)に座った状態でカメラや器具を操作するため、長時間の手術でも疲れにくいという。
岡山大病院は10年にロボットを初導入。現在はぼうこうがんや腎がんの手術が多く、可能と判断すれば難易度の高い進行がんの手術もする。泌尿器科では、前立腺がんなどに対する8種類の手術が保険適用対象だ。
同病院は「全国1位の件数となったことを励みに、これからも安全で体に優しい手術を心がけ、ニーズに応えたい」としている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【岡山大学】小児・AYA世代を対象とする患者申出療養「PARTNER 試験」が岡山大学病院でも開始~小児・AYA世代がん患者のドラッグアクセスの改善を目指す~
PR TIMES / 2025年1月4日 17時15分
-
10万人に6人未満「中皮腫」と闘う男性「治療を諦めない」仲間たちに伝えるメッセージ 福岡
FBS福岡放送ニュース / 2024年12月29日 7時37分
-
新型コロナ後遺症の倦怠感 漢方薬の有効性を検証する臨床研究を開始 岡山大病院
KSB瀬戸内海放送 / 2024年12月26日 15時56分
-
小児・思春期・若年世代のがん治療 「PARTNER試験」を岡山大病院でも開始 全国で4カ所目
KSB瀬戸内海放送 / 2024年12月26日 15時12分
-
「5年以内に手術の半分がロボットの手で」…韓国医療業界で進む「新たな標準」
KOREA WAVE / 2024年12月16日 8時0分
ランキング
-
1京急本線が運転再開 沿線の住宅火災の影響で始発から約11時間半にわたり運転見合わせ
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月4日 17時21分
-
2餅が喉に詰まったら…東京消防庁、応急処置を動画で紹介 注意喚起
毎日新聞 / 2025年1月4日 17時45分
-
3奥能登4市町、「パンク」救助要請3倍…段差やひび割れ・がれきで損傷など地震が影響
読売新聞 / 2025年1月4日 15時29分
-
4「日本を侮蔑」トレンドに 日本製鉄による買収禁止命令受けたUSスチールCEOの怒声明に反響
日刊スポーツ / 2025年1月4日 15時43分
-
5乗用車2台が追突し後ろで5件の玉突き等…新東名高速のトンネル内で車計14台が絡む事故 ケガ人なし
東海テレビ / 2025年1月4日 18時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください