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倉本聰さんの演劇に若手挑戦 ワークショップ後、舞台も

共同通信 / 2025年1月3日 17時2分

稽古で指導する倉本聰さん(右手前)=2024年12月6日、北海道富良野市(F.C.S.提供)

 脚本家倉本聰さん(90)が1984年に設立した役者とシナリオライターの養成所、富良野塾(2010年閉塾)の活動を継承した「富良野GROUP(グループ)」が24年11~12月、若手を対象にワークショップを開いた。テレビドラマなどで活躍する俳優から高校生まで30人近くが参加。卒塾生らの指導を受け、最後は観客の前で舞台を披露した。

 「無駄にしないで、せりふは。一つずつ」。12月中旬、演出を担当した卒塾生久保隆徳さん(58)が何度も稽古をストップし、役者に演技の意図を問いかけた。倉本さん本人が10時間近く指導した日もあったという。

 参加した大阪府出身の大橋薫乃さん(28)は、グループが23年12月に開いた公演「悲別2023」にも出演。仲間と共同生活する富良野塾伝統のスタイルが「衝撃的だった。ひたすら作品に集中する経験が忘れられなくて帰ってきてしまいました」と笑みを浮かべた。

 約1カ月の稽古の後、24年12月20~22日に発表の場が設けられた。

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