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米議会襲撃から4年、恩赦の意向 トランプ氏の政治暴力軽視に批判

共同通信 / 2025年1月6日 16時7分

2021年1月6日、米ワシントンの連邦議会議事堂内に乱入しようとするトランプ大統領(当時)の支持者(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】2020年の米大統領選敗北を覆そうとした共和党トランプ次期大統領の支持者らによる議会襲撃事件から6日で4年になった。24年大統領選で返り咲きを果たしたトランプ氏は、2週間後に迫った今月20日の就任後に訴追された支持者らを恩赦する意向だ。民主主義を揺るがせた政治的暴力を軽視するかのような対応に厳しい批判が出ている。

 一方、議会は6日午後(日本時間7日未明)に上下両院合同会議を開き、24年大統領選のトランプ氏の勝利を公式に認定する。上院議長として手続きを取り仕切る民主党のハリス副大統領が、皮肉にも自身の敗北と、法の支配を脅かしていると指弾してきたトランプ氏の勝利を宣言することになる。

 トランプ氏は、事件が警察に仕組まれたとする陰謀論を展開し、服役中の支持者らは不当に扱われ「人生を破壊されている」と主張。トランプ氏自身も襲撃を扇動したとして起訴されたが、昨年11月の大統領選勝利を受け、ワシントンの連邦地裁が起訴取り下げを認めた。事件否定の動きに追い風が吹いている。

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