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ハリス氏、不愉快な役回りも笑顔 「神聖な義務」毅然と対応

共同通信 / 2025年1月7日 16時16分

米上下両院合同会議に上院議長として出席したハリス副大統領=6日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ハリス米副大統領は6日、昨年11月の大統領選で自身が敗北した結果を認定する上下両院合同会議に、副大統領を兼務する上院議長として臨んだ。「不愉快な役回り」(AP通信)だが笑顔も見せ、トランプ次期大統領の支持者らによる4年前の議会襲撃事件で危機に陥った民主主義を守る「神聖な義務」を遂行すると表明。毅然と対応した。

 下院本会議場で各州と首都ワシントンの選挙人投票の結果が順次報告された。トランプ氏が勝利した州の結果に共和党議員が、ハリス氏が制した州の結果に民主党議員が大きな拍手を送った。

 議会機能が一時喪失した4年前のこの日とは打って変わって円滑に手続きが進み、約30分で終了。トランプ氏について「法の支配を軽視し、大統領にふさわしくない」と批判し続けてきたハリス氏だが、厳粛な面持ちで選挙結果の確定を宣言。共和党のジョンソン下院議長と握手を交わした。

 ハリス氏は合同会議終了後に「米国の民主主義は健在だ」と記者団に語り、守り抜けるかどうかは「私たち一人一人にかかっている」と訴えた。

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