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水草ムジナモ、埼玉で野生復帰 牧野富太郎が発見

共同通信 / 2025年1月7日 19時0分

埼玉県羽生市で野生復帰した水草のムジナモ(同市教育委員会提供)

 埼玉県は7日、NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった植物学者の牧野富太郎(1862~1957年)が国内で最初に発見し、県内では野生で絶滅したとされていた水草「ムジナモ」が、埼玉大や地元保存会の保全活動で野生復帰したと明らかにした。

 県によると、国内では石川県と奈良県で生息が確認され、環境省のレッドリストでは絶滅の危険性が極めて高い「1A類」に分類されている。

 ムジナモは水面に浮遊する水草の一種で、ミジンコなどを摂取する食虫植物。埼玉県では羽生市の宝蔵寺沼などに自生していたが、1967年までに消滅。市や保存会などが栽培し、放流するといった取り組みを進めていた。

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