井上尚弥「最高の仕上がり」 防衛戦延期も調整順調

防衛戦へ向けて練習する井上尚弥＝横浜市の大橋ジム（同ジム提供）

　ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥（大橋）が8日、代表取材に応じ、対戦相手のサム・グッドマン（オーストラリア）の負傷により延期となった防衛戦（24日・有明アリーナ）へ向け「今の時点では最高に仕上がっている。1カ月延びたことで感覚、イメージをしっかり整えることができた」と順調な調整ぶりをアピールした。

　グッドマンは昨年12月、スパーリング中に左目上に裂傷を負った。井上尚は一度は中止と聞かされたそうだが、延期となり「10日前だったのでびっくりした。延期でも、中止でも気持ちは切り替えられると思っていた」と心境を明かした。