マスク氏、独右派投票訴え 総選挙向け共同代表と討論

イーロン・マスク氏（ゲッティ＝共同）

　【ベルリン共同】トランプ次期米政権で要職に就く実業家イーロン・マスク氏は9日、排外主義を掲げるドイツの右派政党、ドイツのための選択肢（AfD）のワイデル共同代表とX（旧ツイッター）のライブ配信で公開討論に臨んだ。2月の総選挙に向け「ドイツを救えるのはAfDだけだ」と述べ、AfDに投票するよう呼びかけた。

　マスク氏はこれまでもXでドイツのショルツ首相を「無能なばか」と批判し、AfD支持を繰り返し表明。選挙介入だとして、欧州各国の首脳らから非難の声が上がっていた。

　マスク氏とワイデル氏は公開討論で、ドイツに移民が多過ぎるとの主張や、脱原発は間違いだったとの認識で一致した。