復興願う合唱曲、世界へ 阪神大震災30年
共同通信 / 2025年1月15日 3時35分
阪神大震災からの復興を願う合唱曲「しあわせ運べるように」が国内外で歌い継がれている。神戸市の小学校で音楽を教えていた臼井真さん(64)が被災直後、あふれる思いを込めて作詞・作曲した。
神戸市東灘区の自宅で出勤前の身支度中だった。地鳴りがして停電した瞬間、激しい縦揺れに見舞われた。家族は無事だったが1階はつぶれた。靴を取り出せず、スリッパのまま家族で灘区の親戚宅へ。学校に出勤したのは数日後。避難所運営に出遅れ、負い目を感じた。
2週間後、テレビに映った繁華街・三宮の光景にがくぜんとした。学生時代、友人と待ち合わせた商業施設がつぶれ、見慣れた光景は失われていた。
衝動的に浮かんだ歌詞を鉛筆で書き留めた。放心状態だった子どもたちへのエールを込め、10分ほどで一気に作詞作曲した。
2月中旬、登校してきた子どもたちに、音楽室で教え始めた。歌は評判を呼び、ほかの学校でも歌われるようになった。新潟県中越地震や東日本大震災の後には、歌詞の一部を変えて被災地で歌われた。英語や中国語など、12の言語に翻訳もされた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
平松愛理が阪神淡路大震災の復興ライブを開催「あの日失った尊いたくさんの命を無駄にしないためにも…」
スポニチアネックス / 2025年1月17日 20時29分
-
神戸から被災地へ 歌い継がれる「しあわせ運べるように」《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2025年1月17日 20時10分
-
30年前に“衝撃映像”から生まれた歌 神戸出身・山之内すずにとって「唯一無二」校歌より印象的
ORICON NEWS / 2025年1月14日 19時13分
-
「困っている人助けたい」=神戸の新成人、決意新た―阪神大震災の犠牲者に黙とう
時事通信 / 2025年1月13日 18時9分
-
阪神大震災30年、神戸市の新20歳「経験伝える」 はたちを祝う会に8800人参加
産経ニュース / 2025年1月13日 17時13分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください