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バイデン氏、トランプ政治に警鐘 退任演説で、権力乱用放置は危険

共同通信 / 2025年1月16日 11時40分

15日、米ホワイトハウスで退任演説するバイデン大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は15日、1期4年の締めくくりとしてホワイトハウスの大統領執務室から国民に向けて演説し「われわれの民主主義は力強くあり続けた」と述べた。同時に「一握りの超富裕層に権力が危険なほど集中している。権力の乱用を放置すれば危険だ」と懸念し、強権的な姿勢が目立つトランプ次期大統領の政治に警鐘を鳴らした。

 82歳のバイデン氏は史上最高齢の大統領として78歳で2021年1月に就任した。第1次トランプ政権下で亀裂が深まった同盟国との関係を修復し、民主主義国家を主導、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた米国経済を再興したとして実績を誇示した。

 バイデン氏はトランプ氏が議会襲撃事件などで起訴されながらも昨年の大統領選で勝利し、刑事責任をうやむやにしたことを念頭に、大統領が在任中に犯した罪を免責してはならないと憲法に明記する必要があると主張した。

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