満額年金、26年4月から拡大 シニアの月収62万円に引き上げ
共同通信 / 2025年1月16日 17時53分
厚生労働省は、働いて一定の収入がある高齢者の厚生年金を減らす「在職老齢年金制度」を見直し、満額支給の対象を拡大する時期を2026年4月からとする方針を固めた。年金を減らす基準額(賃金と年金の合計)を、現在の月50万円から62万円に引き上げる方向で調整している。「働き損」を解消して就労を促し、人手不足対策につなげる。関係者が16日、明らかにした。
年金財政の悪化を避けるため、高所得の会社員が払う厚生年金保険料を引き上げる。保険料算定の基になる標準報酬月額の上限(現在65万円)を、27年9月から75万円とする方向だ。
年金制度改革の関連法案に盛り込み、通常国会提出を目指す。
在職老齢年金は、賃金と厚生年金(基礎年金部分を除く)の合計が基準額を上回った分の半額を減らす仕組み。働きながら年金を受給する65歳以上は22年度末時点で約308万人に上り、就労意欲を阻害しているとの指摘があった。基準額を62万円に引き上げた場合、満額受給の高齢者は20万人増える見込みだ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
シニアにもある「年収の壁」 在職老齢年金改定で働き損なくせ 100歳時代の歩き方
産経ニュース / 2025年1月12日 9時0分
-
厚生年金に加入する会社に再び就労すると老齢厚生年金が支給停止となるのでしょうか?
オールアバウト / 2025年1月3日 18時30分
-
63歳で退職して「特別支給の厚生年金」と「失業給付」で暮らすつもりが、年金が「全額支給停止」に! 65歳未満は同時受給できないの? 注意点を解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月24日 2時10分
-
働き続けるとごっそり"減額"される「年金の盲点」 定年後の再雇用で損しない働き方とは?
東洋経済オンライン / 2024年12月20日 8時45分
-
「年金50万円の壁」見直しで高齢社員の立場が激変 役職定年制やシニア社員制度は廃止の方向へ?
東洋経済オンライン / 2024年12月19日 10時30分
ランキング
-
1【速報】関西空港で確保したマレーシア人の男2人を逮捕 ”強盗殺人未遂容疑”兵庫・芦屋市の路上で男性刺された事件…被害者は「洗車の依頼」受けて住宅訪問していた
MBSニュース / 2025年1月16日 16時20分
-
2女子高校生(16)を特殊詐欺容疑で逮捕 “孫の同僚の娘”になりすまし70代女性から150万円をだまし取った疑い 新潟・燕市
BSN新潟放送 / 2025年1月16日 13時36分
-
3内閣支持、微増28.2%=国民民主、野党トップ―年収の壁「178万円」最多・時事世論調査
時事通信 / 2025年1月16日 15時3分
-
4サカナクションのコンサート「中止しないと誰かが刺される」…脅迫メール送った疑いで再逮捕
読売新聞 / 2025年1月16日 12時7分
-
5阪神大震災語り部 父から受け継いだ在日コリアン3世の決意
毎日新聞 / 2025年1月16日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください