不退転の覚悟だった初場所 満身創痍、体限界に
共同通信 / 2025年1月17日 10時47分
照ノ富士は「駄目だったら駄目で、結果はどうなろうと認めるしかない」と不退転の覚悟で初場所に臨んでいた。現役最後の一番となった4日目は翔猿に背中を向け、送り出されて完敗。度重なる苦難を乗り越えてきた満身創痍の体は限界に達していた。
苦しみながら初白星をつかんだ2日目の取組後だった。妻や長男ら家族を国技館に招いていたことを自ら切り出した。「今場所はやれることをやって駄目だったらいい。自分の全てを出し切ってやりたいと思っている。後先考えずやりたい」。今場所が最後の土俵になるかもしれないとの決意をうかがわせていた。
両膝のけがや内臓疾患の影響で大関から序二段に転落しながら、奇跡的なカムバックで最高位を射止めた。昨年7月の名古屋場所で目標としてきた10度目の優勝を達成。3年以上にわたって一人横綱の重責を担い、体力も気力も尽きた。
相撲を取る際は両膝に大きなサポーターが欠かせず、最後は痛々しさすらあった。「人に無理だと言われたことに挑戦するのが自分だ」。不屈の横綱が激動の力士人生に幕を下ろした。
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