書道は「翰墨無辺」、無限の可能性秘める 台湾芸術館で世界的書家の作品一堂に
共同通信 / 2025年1月19日 7時5分
日本、中国、台湾、韓国などの著名書家の作品を一堂に集めた国際書道展が台湾北部・桃園市の横山書法芸術館で2025年2月24日まで開催されている。芸術館は書をテーマにした台湾唯一の公立施設。主催者は「文字を書く機会が減る中、多くの人に本格的な書の世界に触れてほしい」と話す。(共同通信台北支局=渡辺靖仁)
台湾書道界の重鎮で、中華民国書学会会長の張炳煌さんが企画。書道には無限の可能性があるという意味の「翰墨無辺(かんぼくむへん)」をテーマに、9カ国・地域の代表的書家の作品59点が展示されている。
日本からは文化勲章受章者の井茂圭洞さんや文化功労者の高木聖雨さんら日本を代表する18人の書家が出品した。作品集めに協力した専門紙、美術新聞社(東京)の萱原晋社長は「書壇を代表する書家の作品がこれほど集まるのは日本でもなかなかない。友好関係にある台湾からの要請に皆が応えてくれた」と言う。
芸術館は、ため池のほとりにあり、現代的な建物は複数の建築賞を受賞。2021年の開館以来、若者のデートスポットにもなっている。
書道展では若い世代の関心を引きつけるため、書をテーマにした映像作品を展示するなどの工夫をしている。
張さんは「日本の書道は、中国や台湾では『書法』、韓国では『書芸』と呼び方が異なり、独自に発展した文字文化がある。日本の仮名のほか、韓国のハングルの作品もあり、それぞれの美しさを感じてほしい」とアピールした。
桃園市では2025年2月、台湾の各都市で毎年持ち回りで行われる大規模イベント「ランタンフェスティバル」が開かれる。期間中には芸術館の屋外で、文字を使った光のショーを行うなど書道展とのコラボレーションも計画している
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