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女子教育禁止に異例の批判 タリバン副大臣が再開要求

共同通信 / 2025年1月20日 5時50分

タリバン暫定政権のスタネクザイ外務副大臣=2020年、ドーハ(共同)

 【カブール共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のスタネクザイ外務副大臣は18日、暫定政権による中学生以上の女子教育禁止を批判し「道を開くよう指導者たちに求める」と明言した。地元メディアが19日報じた。東部ホスト州のマドラサ(イスラム神学校)卒業式での発言。政権幹部が公然と政策を批判するのは異例で、政権内の不一致が浮き彫りとなった。

 タリバンは2021年の復権後、教育に加え、女性の服装や就労も制限。国際社会は人権抑圧を問題視して政権を承認していない。最高指導者アクンザダ師ら強硬派は独自のイスラム法解釈による統治徹底を図っている。今回の発言が政策変更につながるかどうかは予断を許さない。

 スタネクザイ氏は女子教育禁止についてイスラム法に沿っていないとして政権の主張を否定。正当化できず「弁解の余地はない」と表明した。

 女性は強制的に結婚させられ、学ぶことも許されていないとの見解を示し、女性に対し「不正をしている」とも述べた。

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