外国人選手11人、多国籍な野球チーム 300勝名投手スタルヒンが育った旭川に
共同通信 / 2025年1月20日 8時6分
北海道の野球独立リーグに加盟する「旭川ビースターズ」では2024年シーズン、アフリカやヨーロッパなど8カ国11人の外国人選手がプレーした。旭川市は、日本プロ野球初の300勝を達成したロシア生まれの名投手ビクトル・スタルヒン(1916~57年)が育った地で、球団は「国籍に関係なく選手を受け入れ、新たなスター選手を輩出したい」とする。
2024年12月中旬、旭川市に雪が降りしきる中、屋内施設では赤道直下のウガンダ出身カベンゲ・アラン投手(24)らがキャッチボールをしていた。持ち味は150キロの速球と制球力。「日本のプロ野球で活躍し、ウガンダの子どもたちが良い環境でプレーできるようサポートしたい」と夢を語る。
球団は2023年にリーグに参入。土肥翔治監督(40)とコーチはウガンダでの指導経験を持つ。入れ替わりはあるが外国人選手がチームの約半数を占める時期も。こうした情報が広まり、交流サイト(SNS)を通じ、野球が盛んとはいえない国からも入団希望が次々舞い込む。
土肥監督は「外国人選手の存在がチームに良い影響を与えている」と話す。スピードやパワーがある上、異国の地で結果を残すという覚悟や姿勢がほかの選手の刺激に。プレー中はジェスチャーや簡単な英語で通じ合い、日本人選手も「言葉の壁はない」と信頼する。
旭川では、戦前から戦後にかけて活躍した名投手スタルヒンが少年時代を過ごした。旭川市によると1916年生まれで、ロシア革命により亡命し9歳のころ両親と旭川へ。旧制旭川中(現旭川東高)中退後にプロ野球巨人の前身・大日本東京野球倶楽部に入団した。
旭川市には功績をたたえスタルヒンの名を冠した球場もある。球団の平亮事務局長(33)は「今後も多様性を軸にしたチーム作りをしていきたい」と意気込む。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ヤクルト・ドラ2 期待の長距離砲モイセエフ「目指したい」露のレジェンド腕スタルヒンの道
スポニチアネックス / 2025年1月13日 5時32分
-
ドジャース入団のキム・ヘソン、大谷翔平との「エピソード」韓国メディアが披露 大谷がかけた「ありがたかった」言葉
J-CASTニュース / 2025年1月10日 16時54分
-
「楽天を見返せ」巨人・田中将大に楽天OB熱烈エール 24年登板は1試合だが...「投げる準備はできている」
J-CASTニュース / 2025年1月8日 11時48分
-
日本ハムで激化する助っ人“争い” 新庄監督が惚れ込む24歳…大砲2人に162キロ右腕も
Full-Count / 2025年1月3日 8時35分
-
北大から異例のプロ入り…蹴った金融機関の内定 1年で戦力外通告も選んだ“育成”
Full-Count / 2025年1月3日 7時55分
ランキング
-
1増殖するタワマンで駅の利用者数が激変し、鉄道会社のビジネスモデルは根底から崩壊…JR京葉線が“通勤快速全廃”した事情を読み解く
日刊SPA! / 2025年1月20日 8時51分
-
2湯沢町のマンション敷地内で頭から血を流した成人の男女を発見 2人とも死亡を確認 ≪新潟≫
TeNYテレビ新潟 / 2025年1月20日 9時55分
-
3弥生人が火を使い鉱石採掘か、徳島の遺跡の内部数か所にすす付着…専門家「本格的な鉱山経営と推測」
読売新聞 / 2025年1月20日 8時38分
-
4乗用車がバスに追突・付近では女性もはねられ…ひき逃げのあとバスに?運転手は70代 札幌市
STVニュース北海道 / 2025年1月20日 6時34分
-
5【独自】事実上の「一夫多妻生活」送っていた“ハーレム男” 判決日の前日に死亡… 自殺とみられる 警視庁
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月20日 11時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください