韓国大統領、強制連行し聴取検討 再度の拒否で、捜査当局
共同通信 / 2025年1月20日 12時10分
【ソウル共同】韓国の高官犯罪捜査庁(高捜庁)は20日、「非常戒厳」を巡る内乱首謀容疑で逮捕した尹錫悦大統領の捜査を本格化させた。同日午前10時の取り調べを通告したが、容疑を否認する尹氏は応じなかった。19日も拒否した。高捜庁は、尹氏が取り調べを拒否し続ける場合、ソウル拘置所から強制的に連行する方向で検討に入った。同庁関係者が明らかにした。
関係者は、過去の判例に基づき、逮捕令状の効力によって取調室に連行することは可能だと説明した。韓国メディアは、強制的に取り調べても黙秘する可能性が高く、起訴を判断する検察に早期に送致する可能性があると指摘した。
ソウル西部地裁が19日に、証拠隠滅の恐れがあるとして逮捕状を発付し、高捜庁が逮捕した。現職大統領の逮捕は初めて。尹氏の起訴は不可避との見方が強い。尹氏側は徹底抗戦の構えで、逮捕を不服として適否を判断する審査を裁判所に申し立てることも検討している。
高捜庁は、弁護士以外の接見を禁じた。尹氏は15日に拘束された際に黙秘し、逮捕までの取り調べにも応じなかった。
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