バスケ、特別チームの活動終了 日本協会の組織改革を主導

写真に納まる（左から）日本バスケットボール協会の三屋裕子会長、タスクフォースでチェアマンを務めた川淵三郎氏とインゴ・バイス氏＝21日、東京都内

　日本バスケットボール協会（JBA）の組織改革を主導した国際連盟（FIBA）のタスクフォース（特別チーム）は21日、10年に及んだ活動を終了すると発表した。東京都内で記者会見した特別チームの川淵三郎チェアマンは「10年前は本当に情けないバスケ界だった。よくここまできた」と感慨を口にした。

　FIBAは2014年11月、当時二つあった国内男子リーグを統合できないことなどを問題視し、JBAに無期限の加盟資格停止と国際試合禁止の処分を科した。その二つを統合したBリーグの発足が決まるなど、求めた条件をクリアしたとして15年8月に処分を解除したが、その後も推移を見守っていた。