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陛下、子どもの未来思い 「夢」題に歌会始

共同通信 / 2025年1月22日 12時2分

「歌会始の儀」に臨まれる天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=22日午前、宮殿・松の間(代表撮影)

 新春恒例の「歌会始の儀」が22日、皇居・宮殿「松の間」で催された。題は「夢」で、天皇、皇后両陛下や皇族、一般の入選者10人の歌が伝統的な節回しで披露された。天皇陛下は、未来を担う子どもたちへの思いを歌に込められた。両陛下の長女愛子さまは今回初めて出席した。

 陛下は「旅先に出会ひし子らは語りたる目見輝かせ未来の夢を」と詠んだ。昨年は能登半島地震などの見舞いで石川県を3度訪れたほか、地方公務で岡山、佐賀、岐阜、大分の4県に足を運んだ。訪問先で、子どもたちが将来の夢を生き生きと話す様子をうれしく思ったという。

 皇后さまは「三十年へて君と訪ひたる英国の学び舎に思ふかの日々の夢」。昨年6月の英国訪問で、留学したオックスフォード大を34年ぶりに訪れた感慨を歌にした。

 愛子さまの歌は「我が友とふたたび会はむその日まで追ひかけてゆくそれぞれの夢」。昨年3月の大学卒業式の日に感じた友人たちへの思いを込めた。

 一般応募の1万6250首から入選した長野県佐久市の元エンジニア金井寛さん(77)らも招かれた。

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