核廃絶へ期待と不安 条約4年、73カ国・地域に
共同通信 / 2025年1月22日 18時30分
【ニューヨーク共同】核兵器の開発や使用、威嚇を違法化した核兵器禁止条約の発効から22日で4年を迎え、参加する国・地域は73となった。広島、長崎への原爆投下から80年を迎える今年は、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞を受け「核なき世界」へ前進を期待する声と、自国優先を掲げるトランプ米大統領の復帰を不安視する声が入り交じっている。
2021年1月の発効時に51だった参加国・地域数は伸び悩み、直近1年間で増えたのはインドネシア、シエラレオネ、ソロモン諸島の3カ国だけ。核保有国は参加せず、米国の「核の傘」に頼る日本は、会議へのオブザーバー参加すらしていない。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、24年1月時点の推計で世界の核弾頭総数は1万2121発。今年3月には禁止条約の第3回締約国会議、4~5月には26年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた第3回準備委員会がそれぞれ米ニューヨークで開かれ、核廃絶への重要な岐路となる。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
田中熙巳さんら講演「核兵器なくすフォーラム」 2月8、9日東京で
毎日新聞 / 2025年1月21日 17時27分
-
政府に核禁条約参加を要請 平和首長会議の国内総会
共同通信 / 2025年1月17日 11時55分
-
広島 被爆80年に湯崎知事「核兵器廃絶の機運高める」
広島テレビ ニュース / 2025年1月14日 19時42分
-
広島県被団協・箕牧理事長「老体にムチ打って核兵器廃絶を訴え続けていく覚悟」慰霊碑に誓う
広島テレビ ニュース / 2025年1月7日 19時48分
-
ノーベル賞受賞の被団協が記者会見、「核抑止」の考えを批判=被爆後80年機に『核のタブー』証言運動展開へ
Record China / 2024年12月25日 12時0分
ランキング
-
1トランプ氏、バイデン氏直筆手紙の内容公開 伝統の就任はなむけ
ロイター / 2025年1月22日 14時24分
-
2トランプ政権、石破茂首相への関心低く「ディール」対象外か 安倍氏の名は折に触れ言及
産経ニュース / 2025年1月22日 17時35分
-
3米のパリ協定再離脱、残念だが驚きではない=仏中銀総裁
ロイター / 2025年1月22日 11時56分
-
4国家インフラ安全対策担当を「お前はクビ」…トランプ大統領「報復」人事で公務員1000人超解雇へ
読売新聞 / 2025年1月22日 13時47分
-
5「米国人になりたくない」 グリーンランド首相
AFPBB News / 2025年1月22日 15時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください