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斎藤氏が元兵庫県議死亡巡り見解 中傷に適切対応、自らの問題なし

共同通信 / 2025年1月22日 19時27分

兵庫県庁で記者会見する斎藤元彦知事=22日午後

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し、交流サイト(SNS)で誹謗中傷を受けていた竹内英明元県議(50)が死亡したことについて、斎藤氏は22日の定例記者会見で「中傷は控えるべきだと何度も会見などで伝えてきた」と述べ、自らの対応に問題はなかったとの見解を示した。

 竹内氏は文書問題の県議会調査特別委員会(百条委)委員だったが、昨年11月の知事選後に議員辞職し、今月18日に死亡した。選挙戦では政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏が竹内氏らの真偽不明な情報を発信し、SNSで拡散。竹内氏は中傷で生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したと周囲に語っていた。

 22日の知事会見では、中傷を防ぐための強いメッセージを打ち出してこなかった対応に質問が集中した。斎藤氏は拡散された投稿の削除を求める意向はないのかと問われ「知事として一つ一つ(の投稿)は把握できないし、真偽を確認できる立場でもない」と説明。「中傷や人を傷つける発信は社会全体としてやるべきではない」と一般論に終始した。

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