がん6歳女児に海外治療の支援を 両親「娘の命をつなぎたい」

　小児がんの一種「神経芽腫」を患う兵庫県の福島心春ちゃん（6）の両親が、イタリアで治療を受けるための費用をクラウドファンディングで募っている。23日の記者会見で「唯一の希望に挑んで娘の命をつなぎたい。がんに打ち勝つチャンスを与えてほしい」と協力を呼びかけた。

　神経芽腫は5歳以下の子どもに多く発症するとされる。4歳のときに診断された心春ちゃんは治療を受け昨年6月に退院したが、約3カ月後に再発した。再発の場合、国内では確立した治療法がなく5年生存率は10％未満といい、心春ちゃんはイタリアでの臨床試験への参加を目指している。