予算案の省庁別審査新たに実施へ 野党が修正視野に提案

　与野党は24日の衆院予算委員会理事懇談会で、2025年度予算案の審議に関し、府省庁ごとに専門的な質疑を行う「省庁別審査」を新たに実施することで合意した。府省庁を6グループに分け、審議前半の2月上旬に3日間行う。予算案の修正も視野に充実審議を求める立憲民主党など野党が、国会改革の一環として与党側に提案していた。

　省庁ごとの質疑を巡り、24年度予算案審議では審議の終盤に八つの「分科会」を2日間開催していた。今回は分科会を1日に縮小し、一般質疑の時間を省庁別審査に充てる。安住淳予算委員長（立民）は「国会のチェック機能を果たしていきたい」と説明した。