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韓国検察、尹大統領を起訴 現職初、戒厳令巡る内乱首謀罪

共同通信 / 2025年1月26日 22時50分

23日、ソウルの憲法裁判所で開かれた弾劾審判に出廷した尹錫悦大統領(共同)

 【ソウル共同】韓国検察は26日、「非常戒厳」宣言を巡る内乱首謀罪で尹錫悦大統領を起訴した。現職大統領の起訴は初めて。韓国メディアによると、27日が勾留満期だった。尹氏の勾留延長が裁判所に認められず、検察は尹氏の取り調べが一度もできないまま早期の起訴を余儀なくされたが、共犯者の捜査記録などから立証に必要な証拠を十分に確保したとしている。尹氏に証拠隠滅の恐れがあるとも指摘した。

 今後の争いの舞台は法廷に移る。起訴により、尹氏は拘束されたまま裁判に臨む見通しとなった。尹氏は戒厳令は統治行為で内乱罪に当たらないと主張しており、有罪の場合は最高裁まで争うとみられる。

 報道によると、尹氏は金龍顕前国防相=内乱罪などで起訴=らと共謀して昨年12月3日、「戦時やこれに準ずる国家非常事態」でないのに違憲・違法な非常戒厳を宣言して暴動を起こし、国会議員による戒厳令の解除要求決議を妨害したなどとして起訴された。

 高官犯罪捜査庁(高捜庁)は15日に尹氏を拘束し、19日に逮捕した。

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