寺地とユーリ阿久井統一戦 トリプル世界戦に京口ら

記者会見に臨むWBCフライ級王者の寺地拳四朗（左）とWBA同級王者のユーリ阿久井政悟＝27日、東京都内のホテル

　ボクシングのトリプル世界戦が3月13日に東京・両国国技館で行われることが27日、主催者から発表され、フライ級で世界ボクシング評議会（WBC）王者の寺地拳四朗（BMB）と、世界ボクシング協会（WBA）チャンピオンのユーリ阿久井政悟（倉敷守安）が王座統一戦を闘う。

　日本人王者同士の世界2団体統一戦は、2022年にライトフライ級で寺地が京口紘人（ワタナベ）にTKO勝ちした一戦以来3度目。昨年10月に2階級制覇を達成した33歳の寺地は「KOで勝ちたい」と話し、29歳のユーリ阿久井は「このチャンスをつかむしかない」と意気込んだ。

　世界ボクシング機構（WBO）ライトフライ級王者の岩田翔吉（帝拳）は初防衛戦で、同級2位のレネ・サンティアゴ（プエルトリコ）の挑戦を受ける。WBOフライ級14位の京口は3階級制覇を目指して同級王者のアンソニー・オラスクアガ（米国）に挑む。