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埼玉陥没、2月1日にも重機投入 スロープ整備、流水せき止め

共同通信 / 2025年1月31日 21時6分

埼玉県八潮市の県道が陥没しトラックが転落した事故現場で続く救出活動=31日午後5時4分

 埼玉県八潮市の県道が陥没しトラックが転落した事故で、地元消防や県は31日、穴の中に重機を投入するため、スロープを整備する作業を進めた。2月1日夕方にも、重機が中に入れる見通しだという。穴に流れ込む大量の水をせき止めるため、県は対策工事を実施。災害現場で不明者の生存率が下がるとされる72時間が経過し、消防は運転手とみられる男性(74)の救出活動を急いだ。

 県は1月31日、現場周辺の地下で「危険が生じる空洞は認められなかった」とする調査結果を公表し、新たな陥没が起きる可能性は低いと分析した。

 県によると、スロープは幅約4m、長さ約30m。現場近くの飲食店駐車場から穴に向けて、地面を掘削する。地盤が弱いため、石灰をまいて固めながら整備する。完成し次第、内部にたまった土砂や倒壊した信号機、電柱などを重機で撤去し、手作業で男性を捜索する方針という。

 陥没の穴は、28日午前の発生から徐々に拡大。30日未明には二つの穴が一つになった。消防の調べで、穴の大きさは幅約40m、深さ最大約15m。

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