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豊昇龍、叔父と同じ日に土俵入り 「縁がある」と感慨深げ

共同通信 / 2025年1月31日 19時39分

横綱推挙式で日本相撲協会の八角理事長(左)から横綱を受け取る豊昇龍=31日、東京・明治神宮(代表撮影)

 同じ横綱として、叔父の元朝青龍を追う日々が本格的に始まった。新横綱豊昇龍が31日、東京・明治神宮で力強い雲竜型の土俵入りを披露。ちょうど22年前に叔父が横綱土俵入りを行っており「同じ日はなかなかない。縁があるんじゃないか」と感慨深げに語った。

 豊昇龍は30日に武蔵川親方(元横綱武蔵丸)から土俵入りの指導を受けた後、歴代横綱の雲竜型を何度も見て研究。15分ほどの実技練習だけで、すぐに動きを再現できるのは、持ち前の身体能力がなせる技だろう。

 初場所で三つどもえの優勝決定戦を制し、9日目までに3敗した崖っぷちから横綱昇進をつかみ取った。その後は昇進伝達式など息つく暇もなかった。30日に新しい綱を作る「綱打ち」に立ち会った際に「俺、もう横綱なんだ」と強く実感したという。

 自身の晴れ舞台では、モンゴルから急きょ来日した叔父がファンから写真撮影を求められるなど存在感が絶大だった。「責任を持ってしっかり頑張っていきたい。自分らしい姿を見せていく」と新横綱。強さだけでなくカリスマ性も身につけられるか。

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