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「流氷が来ない!」観光地困惑 冬の風物詩、北風弱く遅い南下

共同通信 / 2025年2月1日 6時1分

2024年1月、オホーツク海沿岸部に接近する流氷=北海道紋別市沖

 北海道・オホーツク地方の冬の風物詩、流氷の訪れが遅れている。地元の気象台によると、1月までに沿岸から肉眼で確認できなかったのは1946年以降で過去6回あり、2020、23年も2月にずれ込んだ。今年は流氷ができるオホーツク海で北風が弱く南下が遅くなったといい、流氷を観光の目玉に据える地元関係者は困惑する。

 「集客に影響が出る。早く来て、と祈るしかない」。流氷を砕いて進む観光船「ガリンコ号」の運航会社の佐賀司営業係長はそうこぼす。

 オホーツク海沿岸部では流氷を利用した体験型観光が盛ん。佐賀係長によると、今季は訪日客を中心に客足は堅調だが、肝心の流氷がなく「運が良ければアザラシが見える」と案内している。

 網走地方気象台は例年、気象台から肉眼で確認した日を「流氷初日」としている。流氷初日の平年値は1月22日で、最も遅かったのは1993年の2月10日。

 自然観察ツアーを手がけるピッキオ知床は、流氷の上を歩くツアーを中止し、森の中を歩く形に変えた。担当者は「流氷が来ないことにはどうしようもない」と声を落とす。

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