衝突2分前、ヘリに接近を警告 回避行動せず、米紙報道
共同通信 / 2025年2月2日 6時7分
【ワシントン共同】米首都ワシントン近郊で1月29日に小型旅客機と陸軍ヘリコプターが衝突した事故で、2月1日付ワシントン・ポスト紙は、衝突の2分前に管制官がヘリに対して旅客機の接近を警告していたと報じた。ヘリは警告を認識したが、衝突回避の行動を取っていなかった。
管制官とヘリの無線通信を航空専門家が分析した。警告は2回あり、ヘリの乗員は2回とも航空機は見えていると応じていた。専門家によると、2分間は回避に十分な時間だが、行動を取らなかったのは、接近を警告された対象を別の航空機だと思い込んだ可能性がある。
実際に、衝突した小型旅客機の後方には別の航空機が飛行していた。衝突は2回目の警告から12秒後だった。無線通信には、空港関係者たちが驚き「今のを見たか」「火の玉が見えたが、消えてしまった」とのやりとりが記録されている。
運輸安全委員会(NTSB)はヘリのフライトレコーダー(飛行記録装置)を回収し、解析を進めている。
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