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「H3」打ち上げ年間7回以上に 整備拡充、宇宙ビジネス拡大狙い

共同通信 / 2025年2月3日 5時49分

鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げを待つH3ロケット5号機=2日

 政府は基幹ロケット「H3」の打ち上げ頻度を増やすため、2025年度から発射場などの設備拡充に着手する。人工衛星の組立棟や燃料の貯蔵タンクを増やし、1カ月間隔で発射できるようにする。H3は昨年2月の2号機以降、今月2日の5号機まで4回連続で打ち上げに成功した。将来は目標を年間7~8回にし、宇宙ビジネス拡大につなげる狙いがある。

 ロケット自体も現在は約2カ月に1機しか製造できないため、三菱重工業飛島工場(愛知県)の設備や種子島にある固体ロケットブースターの材料保管庫を増やして製造能力を強化する。27年度前半までに、全ての整備を終える計画だ。

 衛星は投入する軌道によって打ち上げ時期が限られ、発射間隔に制約があるとビジネスチャンスを逃す可能性がある。発射数が増えれば1回当たりの価格は下がり、競争力も向上する。

 国際的な宇宙ビジネスでは価格競争力も求められるため、25年度は補助ブースターを使わないことで費用を抑える形態での試験が予定されている。

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