埼玉陥没、2本目スロープ整備へ 発生1週間、救助活動急ぐ

埼玉県八潮市の県道が陥没しトラックが転落した事故現場付近＝4日午前9時33分

　埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、地元消防などは4日、運転手とみられる男性（74）の救助活動を急いだ。1月28日の事故発生から1週間となり、現場では重機を穴の中に入れるための2本目のスロープ整備を進めた。

　県によると、最初のスロープは穴の北側にある飲食店から、南方向に整備し、1日に完成。スロープの前方で水が湧いており、救助活動を続けるのが困難だと判断した。2本目のスロープは、穴の東側から県道に沿って掘り進める。

　陥没事故でできた穴は徐々に拡大し、消防によると、大きさは幅約40メートル、深さ最大約15メートルになった。