合同捜査、実行役すべて逮捕 千葉・船橋の強盗で18件目

　首都圏の闇バイトが絡む連続強盗のうち、千葉県船橋市で昨年9月に起きた事件を実行したとして、県警は6日までに強盗致傷などの疑いで、川崎市川崎区、配送員坂井田翔太郎容疑者（32）ら18～51歳の男3人を再逮捕した。警視庁などの合同捜査本部が対象とする18事件全てで実行役とされる人物が逮捕されたことになり、首謀者の特定を急ぐ。

　再逮捕容疑は、共謀して昨年9月26日午前2時20分ごろ住宅に侵入し、50代男性をハンマーで殴り、重傷を負わせ「車の鍵を出せ。変なことをしたら殺す」と脅した疑い。

　県警によると、侵入者は、その場で男性の息子が110番したこともあり、何も奪わず逃げた。

　3人のうち、坂井田容疑者と東京都内の18歳の男は「殴っていない」と供述。東京都府中市四谷、自称会社役員貴田宏司容疑者（51）は「2人を車で運んだだけ」と話している。18歳の男は東京家裁へ移送済み。

　3人は、この事件の直前に船橋市の運送会社から金品を盗もうとしたとして、窃盗未遂などの疑いで今年1月までに逮捕された。