英、プルトニウム廃棄へ 日本委託の22トンは対象外
共同通信 / 2025年2月7日 17時50分
英政府は、原発の使用済み核燃料を再処理して回収したプルトニウムを地層処分場に廃棄すると発表した。混合酸化物(MOX)燃料にして再利用する方針を転換する。経済性などを検証した。保管する約140トンのうち、日本が再処理を委託した約21.7トンは廃棄対象外で、扱いは今後協議する。
プルトニウムは核兵器の材料になり、大量保有は国際社会の懸念を招く。英エネルギー安全保障・ネットゼロ省は1月24日、「無期限の長期保管は安全保障上のリスクと核拡散の懸念を将来の世代に残すことになる」との声明を出した。
声明によると、英セラフィールドに同国が所有するプルトニウムを、他の物質と焼き固めるなどして核兵器に使えないようにする。英原子力廃止措置機関(NDA)などが方法を開発。長期貯蔵後、地中に最終処分する。
英政府は、プルトニウムをMOX燃料として原発などで再利用する方針を優先的に検討していた。しかしMOX燃料工場は既に閉鎖。現状9基の原発のうち、MOX燃料を使えるのは1基で消費も停滞している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
関電、仏への搬出量積み増しへ 福井県原発の使用済み核燃料
共同通信 / 2025年2月11日 17時54分
-
使用済み核燃料、フランス搬出を倍増=貯蔵逼迫、200トン積み増し―関電
時事通信 / 2025年2月7日 21時55分
-
「夢の技術」核融合発電、開発競争激化 資源小国の日本は先陣に躍起 国家戦略を今夏改定
産経ニュース / 2025年2月3日 19時31分
-
生団連より、加藤明良経済産業省大臣政務官へ「国民に理解されるエネルギー政策の実現に向けた提言」を手交しました
PR TIMES / 2025年1月30日 18時45分
-
核ごみ最終処分場、建設開始 スウェーデン、世界2例目
共同通信 / 2025年1月16日 13時11分
ランキング
-
1下水道管内に安否不明男性の勤務先車両、捜索開始は3か月後の見通し…男性は車両内の可能性
読売新聞 / 2025年2月12日 0時20分
-
2埼玉・八潮の陥没 運転席近くを掘削へ 救助に向け、完了まで3カ月
毎日新聞 / 2025年2月11日 20時0分
-
3福島市土湯温泉の雪崩、客や旅館従業員ら62人がまだ孤立…あす以降ヘリでの救出検討
読売新聞 / 2025年2月11日 20時0分
-
4明日の関東は沿岸部で南風が強まる 強風エリア広がれば春一番も
ウェザーニュース / 2025年2月11日 17時30分
-
5石破・トランプ会談「成功」評価に欠ける重要視点 目先の問題は回避されたが100点満点ではない
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)