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春闘、賃上げ定着へ交渉本格化 人手不足、中小波及焦点

共同通信 / 2025年2月7日 19時29分

経営側(右)に春闘の要求書を提出する日本製鉄労働組合連合会の幸野直通会長=7日午前、東京都千代田区

 鉄鋼や重工大手の労働組合は7日、2025年春闘の要求書を経営側に提出し、賃上げの定着に向けた労使交渉が本格化した。製造業大手の先陣を切り、日本製鉄や三菱重工業、IHIの労組は賃金改善分として月額1万5千円を要求。物価高や人手不足への対応が急務となる中、高水準の賃上げが中小企業にも広がるかどうかが焦点となる。

 日本製鉄労働組合連合会の幸野直通会長は「(賃上げは)構造的な人手不足の中で優秀な人材を確保、定着させ、持続的成長に向けても極めて重要だ」と述べ、経営側に要求書を提出した。

 JFEスチールや神戸製鋼所も月額1万5千円の高水準の賃上げを求めた。IHIは賃金改善分に加え、年間一時金(ボーナス)を7.0カ月分要求。年間一時金の要求額としては過去最高。三菱重工も過去最高だった前年と同じ6.5カ月分を求めた。

 鉄鋼や重工大手の労組が加盟する基幹労連は5日、基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分として月額1万5千円を要求する方針を決定。基幹労連の統一要求として過去最高の水準となった。

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