廃炉作業員、放射線不安最も高く 23年の廃液浴びた事故が一因
共同通信 / 2025年2月8日 16時17分
東京電力が昨年、福島第1原発の作業員約6千人に労働環境を尋ねたアンケートで、回答した4割が放射線への不安があると答えたことが分かった。質問を始めた2016年以降、最も高い。東電は経験の浅い作業員が不安を抱く傾向にあると分析。23年に作業員が放射性物質を含む廃液を浴びた事故が影響したとみている。
アンケートは24年9~10月、廃炉作業を受注するゼネコンや下請け企業など、東電社員を除く全作業員を対象に実施した。5498人が回答し、回収率は94.5%だった。
東電によると、放射線への不安の有無を尋ねた質問に「ある」「多少ある」と回答した作業員は計40%で、23年の前回から26ポイント上昇した。具体的な不安を選択式で尋ねたところ「身体汚染」(52%)が最も高く、「過剰被ばく」(29%)が続いた。
第1原発では23年10月、多核種除去設備(ALPS)の配管洗浄中に作業員2人が廃液を浴び、被ばくする事故が発生。24年2月には建屋から汚染水約1.5トンが漏れるトラブルも起きた。
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