1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

検察「岸田前総理狙うテロ行為」 和歌山襲撃、懲役15年求刑

共同通信 / 2025年2月10日 12時46分

木村隆二被告

 2023年に和歌山市で岸田文雄前首相の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、岸田氏らに対する殺人未遂や爆発物取締罰則違反など五つの罪に問われた無職木村隆二被告(25)の裁判員裁判が10日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれ、検察側は「爆発物に殺傷能力があり、殺意があった。現職総理を狙い多数の人を巻き込んだ悪質なテロ行為だ」として懲役15年を求刑した。

 被告は「多くの人に迷惑をかけて大変申し訳なく思います」と最終意見陳述し、結審した。判決は19日。

 検察側は論告で、爆発物を鑑定した警察職員や法医学者らが、厚さ9ミリのベニヤ板を貫通し、頭蓋骨を折らせる致命的な威力を持っていたと証言したことを踏まえ、人を殺傷する能力があったと指摘。100人以上の聴衆がいる中で爆発物を投げ、破片は当たれば人が死ぬ可能性がある飛び方をしていたと述べた。

 その上で「現職総理を狙うことは国政に甚大な影響を与える可能性があった。民主主義の根幹を揺るがし、その後の選挙運動にも影響があった」と非難した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください