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「危険運転」見直し法制審に諮問 速度、飲酒へ数値基準新設を議論

共同通信 / 2025年2月10日 19時5分

自動車運転処罰法が規定する危険運転致死傷罪の要件見直しを諮問する法制審議会であいさつする鈴木法相(奥中央)=10日午後、法務省

 鈴木馨祐法相は10日、自動車運転処罰法が規定する危険運転致死傷罪の要件見直しを法制審議会(法相の諮問機関)に諮問した。検討されるのは、規定が曖昧との批判が出ていた高速度と飲酒の数値基準新設と、タイヤを滑らせる「ドリフト走行」の対象追加。法制審で新たな規定に関する議論を続け、結果がまとまり次第、法務省は改正法案を国会に提出する。

 現行法は高速度の要件を「進行の制御が困難」、飲酒を「正常な運転が困難」と規定するが、具体的な数値の定めはない。悪質な運転による事案でも、最高刑20年の危険運転ではなく、同7年の「過失運転」と判断されるケースがあり、遺族らから見直しを求める声が上がっていた。

 法務省は有識者検討会を設置し、昨年2月に議論を始めた。同11月にまとめた報告書で、要件明確化のため数値基準の設定が考えられると提言。委員からは、速度について「最高速度の1.5倍や2倍」との意見があったほか、飲酒は血中や呼気のアルコール濃度で判断する案が出た。

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