大谷、アリゾナでキャンプイン 日本開幕に向けスタート

キャンプインの前日、マウンドに見立てた傾斜板から壁当てをする米大リーグ、ドジャースの大谷翔平＝アリゾナ州グレンデール（共同）

　【グレンデール（米アリゾナ州）共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平は11日にアリゾナ州グレンデールでキャンプイン。今季は3月18、19日、東京ドームで今永昇太や鈴木誠也が所属するカブスとの2連戦で開幕する。

　メジャー8年目の今季は、投打「二刀流」の復活を目指す。10日は球団施設で自主練習し、試合球よりも重いボールの壁当てや打撃練習に励んだ。時折笑い声を上げながら、和やかな雰囲気で投打を調整。昨年10月のワールドシリーズ（WS）第2戦で二盗を試みた際に負傷し、11月に手術を受けた左肩は順調に回復している様子だった。

　2023年9月に右肘を手術した大谷は、打者に専念した昨季、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成。54本塁打、130打点でナショナル・リーグの本塁打王と打点王に輝き、アメリカン・リーグのエンゼルスで受賞した2度と合わせ、3度目となる最優秀選手（MVP）を受賞した。WSではチームメートの山本由伸とともに頂点に立った。

　オープン戦は20日に始まり、調整が本格化する。