百年前の戦利品フィリピンに返還 米国が持ち帰った「鐘」

共同通信 / 2018年12月11日 17時54分

11日、フィリピン・マニラの空軍基地に到着し、返還された「バランギガの鐘」(共同)

 【マニラ共同】米国が117年前、交戦中のフィリピンから戦利品として持ち帰った「バランギガの鐘」が11日、首都マニラの空軍基地に到着し、返還式典が開かれた。フィリピンは長年、鐘の返還を求めていた。反米的なドゥテルテ大統領の就任後、折り合いが悪くなっていた両国関係の好転につながりそうだ。

 鐘は全部で三つ。もともとサマール島バランギガの教会にあり、米比戦争中の1901年にフィリピン側の奇襲の合図として鳴らされ、米兵約50人が殺害された。米軍幹部は報復として10歳以上の男性を殺害するよう軍に指示し、住民多数が虐殺された。犠牲者は2500人や5万人など諸説ある。

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