事前放流可能なダム4割どまり 改修必要、西日本豪雨1年半

共同通信 / 2020年1月6日 21時16分

鹿野川ダム=2018年7月、愛媛県大洲市

 全国の治水、多目的ダムのうち、大雨に備え事前放流ができるのは4割超の246基にとどまることが6日、共同通信のまとめで分かった。西日本豪雨で最初の大雨特別警報が出て1年半。愛媛県のダムでは水位が限界に近づき、緊急放流後に下流が氾濫し、死者が出た。昨年秋の台風19号でも緊急放流が相次いだ。国は事前放流の体制整備を促してきたが、改修工事が必要なケースが多く、課題は山積している。

 ダム建設が多かった数十年前は技術的な制約があり、事前放流のための放流ゲートを下部に設けることが難しかった側面があるとみられる。地球温暖化を背景に水害が相次ぎ、対応を迫られている形だ。

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