【京大×漢検】研究プロジェクト開始のお知らせ

共同通信PRワイヤー / 2017年10月2日 6時0分

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漢字神経ネットワークプロジェクトメンバー

2017年9月25日


国立大学法人 京都大学

公益財団法人 日本漢字能力検定協会


京都大学と漢検協会、3年間の研究プロジェクトを開始

漢字能力-脳機能の関連解明や漢字学習支援策提言を目指す


国立大学法人 京都大学(本部:京都市左京区、総長:山極壽一/以下、京都大学)と公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区、代表理事:髙坂節三/以下、漢検協会)は、漢字・日本語学習の実態や効果を科学的に検証し、漢字習得や能力維持に効果的な漢字学習法などの提言を行うことを目的に、2017年度から2019年度までの3年にわたる研究プロジェクトを立ち上げます。

本プロジェクトでは、1.「ライフサイクルにおける漢字神経ネットワークの学際研究」(以下、漢字神経ネットワーク研究)と2.「人工知能(AI)による漢字・日本語学習研究」の2つの研究を進めます。


「漢字神経ネットワーク研究」は、臨床神経学が専門の髙橋良輔医学研究科教授や精神医学を専門とする村井俊哉医学研究科教授をはじめ、医学研究科が主体となり行います。本研究は、学習期(学童期~青年期)と能力維持期(老年期)の2層を対象とし進めていきます。学習期対象の研究では、漢字学習が思考力の発達に及ぼす促進効果を検証。漢字習得の発達的基盤および脳神経基盤を解明し、効果的な漢字学習法の開発を目指します。能力維持期対象の研究では、漢字能力が脳機能の発達・維持に及ぼす効果を科学的に検証し、社会課題である認知症予防に効果的な学習方法を社会に提示することを目指します。京都大学医学研究科が持つ臨床研究のノウハウと、漢検協会が持つ「日本漢字能力検定(以下、漢検)」や「文章読解・作成能力検定(以下、文章検)」等のデータや情報を融合させることで新たな研究成果が得られるものと期待しています。


「人工知能(AI)による漢字・日本語学習研究」は、黒橋禎夫情報学研究科教授、河原大輔准教授をはじめ、情報学研究科が主体となり行います。京都大学には、自然言語処理研究の長い伝統があります。近年ではAIによるディープラーニングを活用した文字認識やテキスト解析などに取り組んでおり、独創的なアルゴリズムの開発や言語処理ツールの公開等に多くの実績があります。一方、漢検協会は、累計受検者数4,000万人を超える「漢検」等の検定試験の実施や学習支援活動の結果、膨大な量の漢字・日本語能力に関する情報やデータ、検定に関するノウハウなどを蓄積しています。本研究では、漢字・日本語の使い方を大規模かつ科学的に解析し、研究成果を漢字学習の質的向上や日本語の文章力向上などの学習支援につなげ、研究成果を社会に向けて発信していきます。

kyodopr

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