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NEDO「長距離物資輸送用無人航空機技術の開発・実証」に金沢工業大学が参画

共同通信PRワイヤー / 2024年5月27日 14時0分

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事業イメージ

経済安全保障重要技術育成プログラム


NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)では、経済安全保障を強化・推進する観点から支援対象とすべき、先端的な重要技術の研究開発を進める「経済安全保障重要技術育成プログラム」の一環で、「長距離物資輸送用無人航空機技術の開発・実証」の研究開発に着手します。


当事業に学校法人金沢工業大学からは革新複合材料研究開発センターと航空システム工学科※ 赤坂剛史 准教授の研究室が参画します。 ※航空システム工学科は令和7年度「航空宇宙工学科」に名称変更届出中

                      

[事業名]

 経済安全保障重要技術育成プログラム/長距離物資輸送用無人航空機技術の開発・実証

     

[採択テーマ]

ハイブリッドVTOL※機の技術開発と実証 

※VTOL:Vertical Take-Off   and Landing aircraft 垂直離着陸機

    

[予算]    

50億円

     

[期間]

2024年度~2028年度(予定)


[実施予定先]  

株式会社コントレイルズ、学校法人金沢工業大学、株式会社ザクティ、株式会社ジェイテクト、学校法人静岡理工科大学、 株式会社ナイルワークス、ヤマハ発動機株式会社


【背景】

近年、無人航空機関連の技術進歩により、農薬散布や測量、施設・設備のインフラ点検など、産業用途での無人航空機の活用が進んでおり、今後は、物流や警備を目的とした無人航空機の活用が拡大していくことが予想されています。日本は人口減少に直面していることに加え、多くの島しょ部や広い領土・領海を有することから、特に物流分野での省人化・効率化が喫緊の課題となっており、物資輸送ニーズを十分に満たす飛行距離とペイロード(積載重量)を両立した無人航空機が必要とされています。


【本事業が目指すもの】

 本事業では、30~50kg程度の物資を最大1000km程度輸送できる、垂直離着陸可能な無人航空機技術の開発を目指します。この性能要件を満たすために、水素、SAF※といった代替燃料で運用可能なエンジンとモーターによるハイブリッド動力システム、高出力モーター、軽量構造技術などの要素技術を開発し、これら要素技術を統合した試験機で地上試験・飛行試験や将来的な安全認証取得を見据えた試験を実施します。本事業の成果により、離島間や洋上インフラへの物資輸送、送電線・パイプラインといった広域インフラ設備の点検、海上や山岳地域における要救助者の捜索、災害時の被害状況調査などで無人航空機が活躍する社会の実現を目指します。

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