LYB、サウジアラビアのAlujainからNATPETの35％の株式取得によりPP事業を拡大

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ヒューストン＆サウジアラビア・リヤド, 2024年5月31日 /PRNewswire/ -- 本日、ライオンデルバセル（LyondellBasell, LYB）とAlujain Corporation（Alujain）は、LYBがサウジアラビアに拠点を置くNational Petrochemical Industrial Company（NATPET）の35％の株式をAlujainから取得する取引が完了したことを発表しました。

この共同事業はLYBのSpheripolポリプロピレン（PP）技術によって可能となり、LYBは有利な供給源および追加の製品マーケティングボリュームへのアクセスを得ることにより、PP事業を収益性高く拡大する立場になります。

LYBのCEOであるPeter Vanacker氏は、「今回NATPETへの投資は、当社のコア事業の成長とアップグレードを果たし、サウジアラビアでの存在感を新たな長期的なパートナーシップを通じて強化するという当社のコミットメントを反映しています。当社の戦略的パートナーであるAlujainとの共同事業により、LYBの先進技術と世界的な市場ポジションを活用することができます。お客様は、より大規模で世界的な運営およびマーケティングネットワークを通じた供給の信頼性の向上を享受することができます」と、述べています。

AlujainのMohammed Bin Saleh AlKhalil会長は「LYBとのパートナーシップを強化できたことを非常に喜ばしく思います。我々はお客様のニーズに応えるために必要な高品質な材料を地域及び世界中で引き続き生産することを期待しています。この投資は、サウジアラビアのVision 2030、エネルギー省および産業省の戦略と完全に一致し、サウジアラビア王国のプロピレン下流産業を強化するための重要な一歩を示しています」と、述べました。

NATPETは現在、年間約40万トンのPP生産能力を有しています。LYBは、この共同事業での生産を大部分そのグローバルネットワークを通じて販売する予定です。AlujainとLYBは、NATPETサイトにおけるプロパン脱水素（PDH）およびPP施設の新設も共同で評価しており、最終的な投資決定に基づいて開発を進める予定です。このプロジェクトは、高品質な製品をターゲットとし、サウジアラビア王国の2060年炭素削減戦略に一致するソリューションを実施するという共通の目標で推進されています。