DJI、世界初のエベレストでのドローン納入試験を完了
共同通信PRワイヤー / 2024年6月6日 9時50分
より安全な山岳作業を実現
伝統的に、エベレストでの物資の運搬とゴミの撤去の責任は、地元のシェルパガイド(酸素ボトル、ガスボンベ、テント、食料、ロープなどの物資を運搬するために、1シーズンに30回以上氷瀑を越える必要があるかもしれない)の肩にかかっています。
「この氷瀑の中を毎日6~8時間かけて歩く必要があります」とImagine Nepal(イマジン・ネパール)の山岳ガイド、ミンマ・ギャルジェ・シェルパは述べました。「昨年は3人のシェルパを失いました。運が悪かったり、時間が合わなかったりすると、そこで命を落としてしまうんです。」
クーンブ氷瀑を横切る危険な登山は、通常、気温が最も低く、氷が最も安定する夜に行われます。未改造のドローンなら、昼夜を問わず往復で15kgの荷物を12分でキャンプ間に運ぶことができます。DJIの配達用ドローンは、危険なクンブ氷瀑を命がけで何度もナビゲートするシェルパの負担を軽減することを目的としています。
エベレストのゴミ清掃
1人の登山者がエベレストに残すゴミは8kgと推定され、清掃活動にもかかわらず、エベレストの斜面には推定1トンのゴミが残っています。ドローン技術によって清掃隊員のこの負担を軽減できるのであれば、DJIはぜひ協力したいです。DJI FlyCart 30は、ゴミや人間の排泄物を効率的に下山させることができ、シェルパがクーンブ氷瀑を横断する際の移動量を減らすことができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406061817-O3-IF7P5vYK】
ゲームの変更 - ドローン配送の未来
エベレストの登山シーズンは4月と5月に限定されており、それ以外の期間は悪天候のため活動やドローンのテストが制限されています。しかし、最近の試験成功を受けて、ネパール政府は地元のドローンサービス会社と契約し、5月22日からエベレスト南斜面でのドローン配送業務を開始しました。
高高度地域での宅配ドローンの配備は、これらの厳しい環境における安全性と効率性の向上を約束するだけでなく、登山業界における環境保全と持続可能な実践の重要性を浮き彫りにしています。
2024年1月に全世界で発売されたDJI FlyCart 30は、現地のユーザー独自のニーズや課題に合わせた実用的な輸送ソリューションを提供します。日本では急峻な山腹環境での苗木の植え付けやライン引きの支援、メキシコでは太陽光発電の設置の変革、ノルウェーでは山岳火災の救助活動の支援、南極では科学調査業務の改善などに導入されています。
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