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「都市が持続可能性の重要な目標を達成するのに残された時間はあとわずか2000日」Arcadisが最新の報告書で警告

共同通信PRワイヤー / 2024年6月13日 9時55分


全体としては、欧州の都市が上位を占めています。レポートで取り上げられたドイツの4都市(フランクフルト、ミュンヘン、ハンブルク、ベルリン)は、水の衛生や廃棄物管理の成果、温室効果ガス排出量の低さにより、いずれも上位10位に入りました。


Planet(地球環境)項目における好成績は全体の順位と関連しており、Planet(地球環境)の上位10都市のうち8都市が全体の上位10位にもランクインしています。Planet(地球環境)項目は、持続可能なエネルギーシステムや、低公害の交通輸送などの指標で構成されています。そこから示唆されるのは、これらの指標が、都市の持続可能性のための強力なツールであるということです。


また、今年の指標によれば、Profit(利益)で高い成績を上げても、環境の持続可能性は必ずしも犠牲にはなりません。報告書は、繁栄する経済がいかにインフラ、代替エネルギー源、グリーンイニシアティブ、社会プログラムへの投資を支援すべきかを強調しています。2024年、最も持続可能な都市に選出されたアムステルダムは、所得と生活水準、雇用、交通インフラに優れ、Profit(利益)項目でもトップに輝きました。


北米の都市は、Profit(利益)項目で上位を占めています。サンフランシスコ、ダラス、シカゴ、ヒューストン、ニューヨーク、シアトルは、ビジネスのしやすさ、1人当たりGDP、雇用率のおかげで、各都市ともProfit(利益)項目のトップ10に入っています。しかし、これらの都市はビジネスの成功を示す一方で、賃金水準や生活水準は追いついていません。ランクを上げるには、社会面で包摂的な開発戦略が不可欠です。北米と欧州の都市は、互いに刺激を与えながら進化を続けるべきでしょう。


過去10年間の進展について言えば、ヨーロッパの多くの都市は、出発点から持続可能性を実現していたにもかかわらず、大きな進歩を遂げ、上位を確実に占めました。アムステルダム、ロッテルダム、ワルシャワ、コペンハーゲン、フランクフルト、ミュンヘン、ハンブルク、ベルリンはいずれもProgress(進展)項目の上位3分の1にランクインしており、全体の指標でも上位3分の1に入っています。これは、再生可能エネルギー生産へのコミットメントと、女性の労働力参加やヘルスケアといった社会経済的要因のおかげです。


全体的な順位は低いものの、ジャカルタ、武漢、上海といったアジアの都市がProgress(進展)項目の上位を占めています。これは、持続可能なインフラや慣行が当初は進んでいなかった都市でも、早い段階で取り組めば、持続可能性への機運を盛り上げられるということかもしれません。

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