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転移性非小細胞肺がんに関する第III相EVOKE-01試験の 結果について、2024年米国臨床腫瘍学会(ASCO)で口演

共同通信PRワイヤー / 2024年6月13日 13時0分


本試験において、グレード3以上の有害事象(AE)の発現率は、SG群(66.6%)がドセタキセル群(75.7%)より低く、中止に至るAEの発現率もSG群(9.8%)がドセタキセル群(16.7%)より低くなりました。最もよく見られたAE(グレードは問わない)は、SG群では倦怠感(57%)、下痢(53%)、脱毛(43%)、ドセタキセル群では倦怠感(56%)、好中球減少症(43%)、下痢(34%)でした。ドセタキセル群では、SG群と比較して、好中球減少症(グレードは問わない)の発現率が高く(43% 対 38%)、下痢(グレードは問わない)については、SG群の発現率が高くなりました(53% 対 34%)。SGの安全性プロファイルは、過去の試験で報告されたプロファイルと一貫性を示しており、新たな安全性シグナルは認められませんでした。


スペイン・マドリードのHospital Universitario 12 de Octubreの腫瘍内科長であるルイス・パス-アレス医師(Dr. Luis Paz-Ares, PhD)は、次のように述べています。「現在使用可能な治療で病勢進行をきたした転移性NSCLC患者さんの治療は、依然として難題です。病勢進行すると、多くの患者さんの標準治療は単剤化学療法に限定され、その有効性は限られています。サブグループ解析において認められた臨床的に意味のあるベネフィットを含め、これらのデータは有望であり、当該患者さんにおいては大きなアンメットニーズがあるため、さらなる研究が必要です」


ギリアドのチーフ・メディカル・オフィサーのマーダッド・パーシー(Merdad Parsey, MD, PhD)は、次のように述べています。「転移NSCLCに対するSGの有効性を示す当社のデータは、ギリアドが患者さんに対して、さらなる発展をもたらす可能性について、引き続き理解を促進するものです。これらのデータが、二次治療において患者さんにいかにポジティブな影響を与える可能性があるのかについて、さらに研究が進むことを期待しています。また、この重要な試験に貢献してくださった患者さん、ご家族、治験医師、支援者の方々にお礼申し上げます」


2024年ASCO年次総会では、EVOKE-01試験の発表に加え、ギリアドは広範にわたる肺がんの臨床開発試験に関するデータも発表します。また、PD-L1が50%以上の転移性NSCLCの一次治療における、SGとキイトルーダ®(ペムブロリズマブ)との併用に関する第II相EVOKE-02試験のコホートAについて、長期フォローアップの結果も6月3日にポスターセッションで発表します(抄録番号 #8592)。これらのデータでは、13.1カ月の無増悪生存期間(PFS)中央値が示されており、扁平上皮型、非扁平上皮型に関わらず、一貫して、本患者集団に対する有望な結果が裏付けられています。また、これらのデータは、現在進行中のPD-L1高発現の転移性NSCLCに関する第III相EVOKE-03試験を引き続き支持するものです。さらにギリアドは、開発中の初のFc-サイレント抗TIGIT抗体薬domvanalimabや開発中の抗PD-1抗体薬zimberelimabを用いた、広範にわたる肺がんに関する臨床開発プログラムも進行中です。

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