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米国で開催されたCFRPブリッジの世界大会「SAMPE学生ブリッジコンテスト」で優勝。

共同通信PRワイヤー / 2024年6月19日 13時30分

米国で開催されたCFRPブリッジの世界大会「SAMPE学生ブリッジコンテスト」で優勝。

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金沢工業大学大学院   高信頼ものづくり専攻のチーム。日本代表の優勝は東京大学に続き、2大学目の快挙


金沢工業大学大学院 工学研究科 高信頼ものづくり専攻の学生4人によるチームが5月20日(月)から23日(木)にかけて米国カリフォルニア州ロングビーチで行われたSAMPE 2024「学生ブリッジコンテスト米国大会」のカテゴリーG(Open Design部門)に出場し、日本のチームとして初優勝しました。


日本代表チームによる当コンテストの優勝は、一昨年・昨年度とカテゴリーB(Carbon and/or Aramid Fiber Square Beam部門)で優勝した東京大学に続き2大学目となる快挙です。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182334-O1-5lHpattu

会場で司会者から授与された賞状を手にする金沢工業大学大学院チーム

(左より普輪崎将寛さん、吉藤穣さん、天坂恒太さん、藤井ハルさん)


 

大会の概要

「学生ブリッジコンテスト」は、先端材料技術に関する国際学会・SAMPE(The Society for the Advancement of Material and Process Engineering)のカンファレンスの一環として毎年行われている競技会です。参加学生がCFRP(炭素繊維強化プラスチック)ブリッジの作製を通して、構造設計および成形方法等を工夫し、ものづくりの経験と設計能力を培うことを目的として開催されています。

CFRPブリッジの強度試験のほか、材料や製作方法・設計方針をプレゼンテーションし、いかに軽量かつ規定荷重である10,000lbf(約4.5ton)に耐えるかにより順位が競われます。各国の国内・地方大会で優勝したチームが参加し、日本からは2023年12月に東京で開催されたIHI/SAMPE Japan学生ブリッジコンテスト2023 優勝チームである金沢工業大学チーム(カテゴリーG)と豊橋技術科学大学チーム(カテゴリーB)の2チームが派遣されました。


金沢工業大学チームが参加したカテゴリーGはOpen Design部門で、規定の長さ、高さを持つブリッジであれば、設計は自由。そのため、学生の自由な発想が反映しやすい反面、最も設計が難しい部門です。金沢工業大学チームはI形断面を有するブリッジを設計対象とし、薄いCFRPのシート(プリプレグシート)をどの位置にどのような角度で何層積層するかを計算して、大会に臨みました。その結果、776gの重量のCFRPブリッジで10,223lbf(約4.6ton)の耐荷重を記録し、規定荷重を超えたブリッジの中で最軽量であったため優勝しました。競合したデラウェア大学やワシントン大学などの米国5チームはいずれも規定荷重を超え、規定荷重には届かなかったものの中国の同済大学は斬新なデザインかつ最軽量のブリッジで臨むなど、レベルの高い大会でした。

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