オムディア(Omdia):OLED材料市場が成長再開、2024年には20億ドルを超える見込み
共同通信PRワイヤー / 2024年6月20日 9時46分
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ロンドン, 2024年6月19日 /PRNewswire/ -- Omdiaの最新の報告書によると、OLED材料の世界市場は、近年の赤字傾向から現在は回復傾向にあることがわかりました。Omdiaが6月に発表した最新の「OLED Materials Market Tracker – 2Q24C(英語)」での調査結果によると軌道の兆しが見られるようです。OLED材料はディスプレイ市場におけるOLEDの急拡大を背景に2021年まで安定的な成長軌道に乗っていましたが、2022年に初めて減少に転じました。しかし、Omdiaの分析ではOLED材料の成長が復活していることが示されており、業界の有望な見通しを示しています。
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シニアプリンシパルアナリストであるOmdiaのJimmy Kimは、「減少の主な原因はOLEDテレビの最終市場での販売が低迷したことにあります。OLEDテレビは他のOLEDアプリケーションに比べてユニット面積が大きいため、製造時に消費される材料が多くなります。OLEDテレビの出荷台数は比較的少ないものの、OLED材料の総消費量に占める割合は非常に大きいです。」と説明します。
このグラフではFMM RGB OLEDの収益が非常に安定しているのに対してWOLED/QD OLEDの収益が大幅に減少していることが示されています。
2023年には、OLED材料の売上高はわずかに増加しましたが、2021年同様の水準にとどまりました。Kimは、「OLEDテレビの最終市場の需要はまだ前年から完全には回復していない」と述べています。
今年はWOLEDファブの稼働率が改善しているようです。Omdiaの「OLED and LCD Supply Demand & Equipment Tracker – 4Q23」(英語)によると、LGDのPaju E4ラインの稼働率は2022年末の33%の低水準から2024年第1四半期には60%以上に回復しています。広州のLGDのWOLEDラインでも稼働率が50%以上に上昇したことが確認されました。また、Samsung Displayでは2024年上半期にQD OLEDファブの稼働率を70%以上で維持することを計画しています。「その結果、今年はWOLED/QD OLEDのOLED材料の収益が大幅に増加する可能性があるとみています。」とKimは述べています。
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