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健康的な生活習慣がワクチン接種後の有害事象を減らす

共同通信PRワイヤー / 2024年6月26日 17時30分

 岐阜大学の大学生では、ワクチン接種当日もしくは翌日にワクチンを接種した部位の症状が89.7%、全身的な症状が64.3%に認められました(表1)。ワクチン接種に関連する要因を調べたところ、ワクチン接種回数が増えるほど、および女性であるほど、接種した部位と全身的な症状の発現率は高くなりました。またBMIが高いほど、全身的な症状の発生率が低いことが分かりました。またワクチン接種後の症状に関連する生活習慣を調べたところ、朝食を摂る頻度が高いほど、ワクチン接種当日の全身的な症状の発生率が低いことが分かりました(表2)。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406262772-O5-13QdV0cJ


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406262772-O6-6P2GiI8P


 細かい症状をみていくと、BMIが高くなるにつれて、ワクチンを接種した部位の発赤や頭痛、発熱が起こりにくくなることが分かりました。朝食を少なくとも週に2回以上摂取していると、ワクチンを接種した部位のかゆみが起こりにくくなり、朝食の摂取頻度が増えるほど、腹痛・下痢などの全身的な症状の発生率が低くなることが分かりました(図1)。また睡眠時間が長いほど、腹痛・下痢の発生率が低くなることが分かりました(図2)。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406262772-O7-m4gUYG5F


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406262772-O8-hpscouKn


【今後の展開】

 健康的な食事と睡眠習慣、理想体重の維持が若年成人におけるmRNA※1ベースのワクチンの接種後の有害事象を減らすことが分かりました。今後は他のワクチンなどでも同様の研究を行うことで、科学的な根拠をもって健康的な生活習慣の維持がワクチンの有害事象への懸念を払しょくすることとなり、ワクチン接種を躊躇う人に対して、より不安の少ない予防接種の提供につながることが期待されます。


【用語解説】

※1 mRNA(メッセンジャーRNA):

DNAからの情報を基に細胞内でタンパク質を作る際の設計図の役割を果たす重要な分子。


【論文情報】

雑誌名:Vaccine: X

論文タイトル:Adverse events of COVID-19 vaccination during 2021–2022 suppressed by breakfast consumption and favorable sleeping habit among Japanese university students

著者:Nobuyuki Tetsuka, Keiko Suzuki, Kodai Suzuki, Takuma Ishihara, Takao Miwa, Satoko Tajirika, Miho Aadachi, Ryo Horita, Taku Fukao, Mayumi Yamamoto

DOI: 10.1016/j.jvacx.2024.100516


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202406262772

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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