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ポリエステル衣類の放射線照射発光を発見、陽子線ビームの画像化にも成功

共同通信PRワイヤー / 2024年7月3日 11時0分

ポリエステル衣類の放射線照射発光を発見、陽子線ビームの画像化にも成功

~放射線治療など様々な分野への応用に期待~


2024 年 7 月 3 日

早稲田大学

神戸陽子線センター

東北大学

大阪大学


ポリエステル衣類の放射線照射発光を発見、陽子線ビームの画像化にも成功

~放射線治療など様々な分野への応用に期待~


詳細は早稲田大学HPよりご確認ください。

発表のポイント

 ● ポリエステル製の生地や衣類が放射線照射で発光することを発見

 ● 陽子線ビーム照射によるポリエステル衣類の発光画像化に成功

 ● ポリエステル生地は柔らく、患者表面に密着して配置可能なため、放射線治療における表面発光計測など、さまざまな分野への応用が期待される


早稲田大学理工学術院の山本 誠一(やまもと せいいち)上級研究員(研究院教授)および片岡 淳(かたおか じゅん)教授らのERATOプロジェクト研究チーム(プロジェクトリーダー:片岡 淳教授)は、神戸陽子線センターの山下 智弘(やました ともひろ)博士、東北大学未来科学技術共同研究センターの吉野 将生(よしの まさお)准教授、鎌田 圭(かまだ けい)准教授、東北大学金属材料研究所の吉川 彰(よしかわ あきら)教授、大阪大学大学院医学系研究科の西尾 禎治(にしお ていじ)教授と共同で、一般に市販されているポリエステル製の生地や衣類が放射線照射で発光することを発見しました。またポリエステル製の衣服が、放射線治療に使われる陽子線ビーム照射で発光している様子を短時間間隔の連続画像(リアルタイム画像)として可視化することにも成功しました。ポリエステル製の生地や衣類は柔らかく、自在に曲がるので、放射線治療のみならず、放射線計測に関連した様々な分野への応用が期待されます。

本研究成果は、2024 年6月12日にネイチャー・パブリッシング・グループのオンライン総合科学誌『Scientific Reports』に発表されました。


【論文情報】

雑誌名:Scientific Reports

論文名:Scintillation of polyester fabric and clothing via proton irradiation and its utilization in surface imaging of proton pencil beams

DOI: https://doi.org/10.1038/s41598-024-62456-7

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